今更ながらの彼女の事

我ながら、自分の幼稚さについて、コントロールが付かず、彼女には不快な思いをさせているのかもしれない。彼女との騒動から、結構な年月が経過しているという点からも如何に自分がしつこいかという事は嫌という程、自覚している。

ただ、どうしようもなく、彼女の事が忘れられないのだ。今ではかなわない彼女と話しをすることをずっと願い続けている自分がいる。

彼女と何を話すのかと訝しむ方も多々いらっしゃるのではないかと想う。あの騒動の最中から、ずっと自分は会って話がしたいと訴え続けていた。彼女について、邪な気持ちを持って良からぬことを自分がするのではないかと邪推する声も少なからずあったと記憶している。年齢的にもだいぶ離れているし話が合う筈がないというのが大方の見方ではなかったか。

彼女に対して自分が聴いてみたかったことは、彼女が自分よりも人生経験の少ない方に対して決して上から目線で押しつけがましい態度をとらずに、年少者の将来、自由な選択に委ねるという真摯な姿勢を崩さなかったことを踏まえての質問だった。

一体、どういう経験をされてそこに至ったのかという事が聴いてみたかった。自分は、E氏とのトラブルを経て長い間苦しみ、人を支配しようとする事の愚かしさを漸く、随分とオジサンになって悟ることができたが、彼女は当時のあの若さでああいう立ち振る舞いが身についていたことが、自分にとっては大いなる疑問だった。

彼女以外の他の人もある程度の大人になれば普通に身に付いている当たり前の感性なのかもしれないが、自分は見えていなかった。

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